ワールドトリガー 第23巻感想 ランク戦は終了したけど、アリステラやガロプラや隊員ドラフトやおまけページで読者を引きつける巻でした!

ワートリの女の子とお付き合いできるなら宇佐美栞ちゃんを選ぶ、なんの面白みもない男シルクです。

2/4(木)に発売された、ジャンプSQ.に連載中の「ワールドトリガー」最新コミックス第23巻の感想更新をしていきます。

23巻は第197話「B級中位最終戦」~第205話「遠征選抜試験(3)」までの9話が収録。
各話の感想更新は本誌掲載時にしているので、今回はさらっと流します。

表紙は今巻初登場となる瑠花ちゃん、2回目の登場となる陽太郎。雷神丸も表紙になるのは初か。
ボーダーにとって重要な存在であることが今巻で明かされたので、この2人と1匹が表紙になるのは当然ですね。



第197話「B級中位最終戦」


第197話「B級中位最終戦」感想更新はコチラ。


23巻のバトル描写はこのB級中位最終戦の2話のみ。
玉狛第2ともランク戦で当たった、香取隊vs諏訪隊vs那須隊の三つ巴バトル。
主人公チームのバトルでなくとも楽しませてくれて、確かな満足(*´Д`)

本誌掲載時には下描き状態だった部分がちゃんと直されて綺麗になっていました。

(修正前 本誌掲載時)

(修正後 コミックス23巻)


それにしても那須さんは距離を取っての撃ち合いにホント強いよなぁ。
カトリーヌが言ってるように、シールド張ったアタッカーが突っ込むのが手っ取り早い気はするけど、那須さん自身も機動力があってなかなか距離を詰められないというクソゲー…。

第198話「B級中位最終戦(2)」


第198話「B級中位最終戦(2)」感想更新はコチラ。


カトリーヌのスパイダー殺法が炸裂の回。
やられながらもベイルアウト寸前に、つつみんの拘束を解く諏訪さん好き。
これがなければつつみんはこのままカトリーヌに倒されてた可能性もあるからなぁ。

試合は那須隊が勝利して初のB級上位入りとなりました。
茜ちゃんが那須隊にいられる最後の試合で、茜ちゃん本人が最後まで残って決勝点を上げるって展開、アツいですね。

第199話「B級ランク戦終了」


第199話「B級ランク戦終了」感想更新はコチラ。


カトリーヌの服のトーンが本誌掲載時とは変わっている…!
解説による試合の総評、試合後の各隊の様子、神田や茜ちゃんの送別の模様が描かれた回。

この回で第86話(10巻)から始まったB級ランク戦が終了。
B級ランク戦編はガロプラ編を挟んだとはいえ、14巻に渡ってやっていたとは思えないなぁ。面白すぎて短く感じました。

自分が本格的にワートリにハマったのは間違いなくB級ランク戦のおかげですね。
こんなに集団戦を面白く描ける漫画は貴重だと思います。

第200話「忍田瑠花」


第200話「忍田瑠花」感想更新はコチラ。


瑠花ちゃん初登場回。
B級ランク戦編が終わり、遠征選抜試験編との幕間的なストーリー…でしたが、瑠花ちゃん、陽太郎、雷神丸(あとクローニンもかな)がボーダー同盟国「アリステラ」の出身だと明かされた重要な話でもありました。

メタ的に考えれば、今後アリステラの王女王子である2人に危機が迫るということもあるのかな…(´・ω・`)

第201話「林藤陽太郎(3)」


第201話「林藤陽太郎(3)」感想更新はコチラ。


ガロプラの兵士、ラタリコフとレギンデッツによるドキドキ玄界探訪のコーナーが始まるのかと思って一瞬楽しみにしたけど、そんな間もなく迅たちに見つかってがっかり←

林藤支部長・迅・陽太郎の玉狛支部メンバーと、ラタ・レギーのガロプラメンバーの話の流れで陽太郎が滅んだアリステラの王子だということが判明。
長らく不明だった陽太郎の出自が分かって、ファンの間に大きな衝撃が走りました。



第202話「ガロプラ(14)」


第202話「ガロプラ(14)」感想更新はコチラ。


ボーダー本部には内緒で、玉狛支部・ガロプラ間で同盟を締結した回。
ラストにはラタの正体が逃亡中のガロプラ第4王子ということが判明し、こちらも話題に。

ラタは自分達の国を攻めて王族を殺し、支配下に置いているアフトクラトルに対してどう思ってるんですかね。
こちらの素性もいつかアフトにバレてピンチに陥る展開とかあるのかな。

質問コーナーで取り上げられるかと思ったけど、迅がガロプラの2人に渡した手土産って何やったんやろw

第203話「遠征選抜試験」


第203話「遠征選抜試験」感想更新はコチラ。


この回から遠征選抜試験編へ突入。
ここまで来るとつい最近のように感じますね。

試験前に行われたアンケートや、隊員シャッフルの組み合わせなど、ファンの間でめちゃくちゃ妄想が膨らんだ回になりました。
特に「一緒に遠征に行きたい人(5人)」と「一緒に遠征に行きたくない人(2人)」の項目で、誰が誰に入れたのかという予想が盛り上がってましたねーw

今回の試験が今後の組織内での評価のベースになるという話や、遠征手当など給料の話もあり、現実の会社でもあるリアルな会話が個人的には印象的でした。

第204話「遠征選抜試験(2)」


第204話「遠征選抜試験(2)」感想更新はコチラ。


11人の臨時隊長とオペレーターが発表されて隊員のドラフト会議が始まり、前回に引き続きファンにとっては更に盛り上がる回に。
東さんと千佳を指名した二宮さんに「空気読めwww」というツッコミが殺到w

漆間隊以外のキャラは既出で、トリガーセットや戦い方などある程度の情報が与えられている状態ということもあり、「この隊はどういう戦い方をしそうか?」「第3プールでこの隊にはこの隊員が入るのではなかろうか?」という予想も最高潮にw

第205話「遠征選抜試験(3)」


第205話「遠征選抜試験(3)」感想更新はコチラ。


この回で隊員ドラフトが終了し、選抜試験にはA級も参加するということが明らかになって次回(次巻)に続くという引き。
くじ引きしているだけで面白いワートリすげぇ…w

「突破力のある尖った駒」でジャクソンの脳裏にあるイメージが自分の隊の隊長であるカトリーヌってのがいいよね。

おまけページ

カバー下(キャラクター紹介)


23巻はおまけページも充実していました。
いつものカバー下のキャラ紹介には、陽太郎・瑠花ちゃん・茜ちゃん・神田・ラタの5人が登場。

カンダタって父ちゃん亡くなってたんだな。
中華料理屋での送別会で普通に親父の話をしていたから存命だと思ってたわ。

漆間と六田ちゃんは次巻での紹介に期待。

質問コーナー

遊真の「嘘を見破る」サイドエフェクトについて、遊真はどうやって嘘だと判断しているのかということがようやく明らかに。
そういえば明言されてなかったよなぁ。

どうやら「嘘をついている人間の口から黒い煙が見える」という形でサイドエフェクトが発現しているとか。

「嘘をつく時の声の変化」が視覚に作用しているという設定のようです。へー。
エネドラッドが嘘をついていた時も、エネドラッドの口から黒い煙が出ているように見えたってことか…w


あとはテレポーターガチ勢(笑)による、嵐山が使っていたテレポーターのデメリットについての質問では「デメリットもいろいろあって、使いこなすのがかなり難しい性能。そのへんは(元々テレポーターを装備している)加古隊などの戦闘シーンでお見せできると思う」という、なんともワクワクする回答をされていました。
ちゃんとそこまで練り込んで話を作ってるんだなぁということが伺えますね。早ければ遠征選抜試験で加古隊とのバトルがあったりするのかな?



中華料理屋で王子が弓場隊の順位を初めて越えたと誇らしげにしてるシーンで、その時の弓場ちゃんはどんな顔をしていたのか?という質問で、描き下ろしで回答をしていたの、地味に感動するな。
これ、俺も気になってたんですよねw
ひょっとしたらののさんみたいに「あぁん!?」ってブチ切れてる可能性もあるのかなって←

こういうの描いてくれるとファンは嬉しいわー。
でも葦原センセ、くれぐれも無理して仕事しないでください(´・ω・`)

ページと展開の都合でカットされたシーン


あと、今までになかったタイプのおまけページとして、「ページと展開の都合でカットされたシーン」という1ページ描き下ろしがありました。素晴らしい。

蔵っちにかわいいって言われて喜ぶこなせん可愛い。でも蔵っちはこなせんのことを祖父目線で見ていたという…w
小南みたいな孫が欲しいって言うけど、あんたまだ高校生でしょーがw

巻末おまけ 臨時隊長たちのアンケート公開


公開を待ち望まれていた「遠征に一緒に行きたい・行きたくない隊員」のアンケートですが、11人の臨時隊長の分のみ巻末で公開されていました。


「需要はあるのか!?」と葦原センセのツッコミが入っていましたが、

需要ありまくりです先生…!w


そういう細かい部分の情報を求めているのがワートリファンなんです…!

  • 「おもしろそう」「冗談が通じなさそう」で選んでいる王子
  • 周りの隊員の良いところに注目している歌川・ザキさん・くるせん・鋼etc
  • 麻雀要員と性格の良し悪しで選んでいる諏訪さん
  • ガンナー界隈にかわいがられていることが伺えるジャクソン


  • …これ、たった11人のアンケートでも色々とニヤニヤできてたまらないですねw
    キャラごとの性格が出てるなぁ、ここまで考えるって凄いなぁと脱帽。

    ストレートに加古さんのことを「わがまま」、太刀川のことを「頭が悪い」とdisってるニノさんワロタw
    あと、ジャクソンの「木虎→見下されてる気がする」、「真木→見下されてる」の綺麗な二段オチも素晴らしいw

    まだキャラが不明なA級隊員にしても、佐伯は面白くて、草壁隊長は生意気で、片桐は冷静なんだとか事前に妄想を膨らますことができてよき…!


    去年は22巻の1冊しか単行本が発売されていませんでしたが、今年はもう1冊出る予定とのことなので、気長にお待ちしています。
    以上、「ワールドトリガー」第23巻の感想更新でした!