ジャンプSQ.10月号に掲載の「ワールドトリガー」最新回の感想更新をしていきます!
ランク戦が終わって展開のスピード自体は落ちたような2話でしたが、サラッと重要な設定が明かされて話の転換点になりそうな内容でした。

前回:第199話「B級ランク戦終了」感想更新はコチラ。



第200話「忍田瑠花」


忍田本部長と沢村さんが連れてきた美少女。
彼女を見つけた陽太郎が「るかねーちゃん!」と駆け寄り、2人は親しげに抱き合います。



陽太郎の姉という彼女の名前は「忍田瑠花」。
血が繋がった姉弟なのに陽太郎とは名字が違うのは何故?と不思議がる修に「いろいろと事情があるんだ」とはぐらかす林藤支部長。

そして修と遊真に「ボーダーがここまで大きくなったのはほとんどが私たちの存在と唐沢の尽力に由るものなのですから」とやたらと尊大な発言をした瑠花ちゃん。
彼女は一体何者なのか?という読者の疑問には次の第201話で早々と明かされることとなります。




瑠花ちゃんに新技と称してクローニンとの曲芸を見せる陽太郎。
そんな陽太郎にやや過保護とも言える反応を見せる瑠花ちゃんw

ここでサラッと陽太郎が「トリオン体なのでだいじょうぶ」と、自身がトリオン体ということを明かしていて驚きました。

そして、陽太郎も瑠花ちゃんも林藤支部長と忍田本部長の子供や血縁ではなく、今は2人の親戚ということにしてボーダーで面倒を見てることも。



そこにやってきた迅。
前回の引きで迅が言っていた「会わせたい人」は瑠花ちゃんのことかと思いきや、そうではなくその人物には今から会いに行くとのこと。

どういうことだってばよ!と脳内が整理できない状態で読み進めると、場面はガロプラの遠征艇内へ。
ラタリコフとレギンデッツが地球(玄界)へ潜入しようというところで第200話は終了。

第201話「林藤陽太郎(3)」

数日前、まだB級ランク最終戦前の夜、生身ならトリオン探知にかからないということを利用して玄界の街の様子を探ることになったガロプラの遠征兵、ラタリコフとレギンデッツ。
情報収集のために街へ潜入した2人は、トリオンを使わずに夜の街を照らす電気の灯りに興味津々。
こういう異世界の住人が異文化に触れて驚いたり、騒動を起こしたりする面白さって鉄板なので少し様子を見ていたいと思いましたが…。



速攻で陽太郎・迅・林藤支部長に見つかる2人!w



どうやら迅の予知で潜入はバレていたみたいですね。
姿だけでも見られてしまったら潜入もお見通しになるのか…ホント反則的なSEだぜw

ところで、2人はぼんち揚げ食べたんでしょうか?(どうでもいい)



敵地で生身の状態で見つかってしまったということもあり、おとなしく玉狛支部重鎮3人との話に応じるラタとレギー。
以前のガロプラ防衛戦でも思ったけど、ラタってめっちゃ落ち着きあるよなぁw
基本的に精神年齢が高いキャラが多い作品だけど、ラタは特にそんな感じがする。



林藤支部長は「アフトクラトルから依頼されているボーダーの遠征妨害から手を引いてね」「引いてくれたら遠征を50日くらいは遅らせるからね」とガロプラの2人に取引を持ちかけます。

(元々遠征の出発までには2ヶ月はかかる予定だったそうですがw)何もしなくてもアフトにはさも妨害任務を成功させたように報告することができるという、ガロプラにとっては都合の良い展開に。
結局、ラタとレギーは一度話を持ち帰ってガトリン隊長の判断を仰ぐことにしたようです。




さて、ここからが怒涛の新情報の連続。
ラタいわくボーダー本部の地下には大きなトリオン反応があり、それがどこかの星のマザートリガーではないかと推測しているようで。
そしてここ数年の玄界のトリガー戦力成長の理由なのではと林藤支部長に尋ねます。

そしてその推測が当たっていることを認める林藤支部長。

なるほど…自分はてっきりボーダーならではの仮想空間で訓練できる仕組みが戦力増強に繋がっていると思っていましたが(実際それもあるけど)、マザートリガーから得られるトリオンの影響が大きかったんですね。



そして近界にあるボーダーの同盟国の名前も「デクシア」「メソン」「アリステラ」と判明。
しかし、アリステラは5年以上前の戦いで滅んだとのこと。
ラタとレギーも知っている様子だったので、もしかしたらガロプラとも交流があったのかもしれませんね。

以前、ゆりさんが言ってた同盟国を守るために参加した戦いっていうのは恐らくこのアリステラでの出来事だったんでしょうね。





そして、その滅んだアリステラの生き残りの王女と王子が今回登場した瑠花ちゃん、そして初期から登場していた陽太郎だったという衝撃の事実が判明!



おいおい、陽太郎にそんな重い過去があったなんて…思ってたよりも重要なキャラだったw
そして同じく近界民のクローニンは瑠花と陽太郎を守るアリステラの兵士だったんだろうなぁ。
赤ん坊の陽太郎を抱いて逃げている人物ってクローニンだよね?


そして滅亡前に失われるはずだったアリステラのマザートリガーは瑠花ちゃんと陽太郎に継承され、そのおかげでマザートリガーを動かすことができ、ボーダーの発展に繋がったと。

これで瑠花ちゃんや陽太郎の王族ムーブと「私たちの存在のおかげ」という発言に納得。

以前、迅が言ってた「近界民は意外と身近にいる」発言や、クローニンの陽太郎に対する「若」呼びも伏線の1つだったんですね。
改めて葦原センセの話作りの緻密さに感動w

2人が林藤と忍田で別々の姓を名乗っているのは、狙われにくいようにってことかな?
王族2人が1ヶ所に固まっているリスクを避けてるんだろうな。

迅からガロプラとのやり取りや陽太郎やボーダー周りの過去を聞かされた修と遊真。
次回で多分、迅の言う「会わせたい人」が判明するかな?
恐らくガロプラのメンバーだろうとは思うけど、葦原センセのことだから更にひっかけられそうで怖いw