ジャンプSQ.11月号に掲載の「ワールドトリガー」最新回の感想更新をしていきます!
先月号では既に滅んでいる同盟国「アリステラ」の王女と王子が瑠花・陽太郎姉弟だったことや、そのアリステラのマザートリガーを利用してボーダーが急激に発展を遂げたということが分かりましたね。

前回:第200話「忍田瑠花」・第201話「林藤陽太郎(3)」感想更新はコチラ。

今月号は1話掲載でしたが、情報の密度は変わらず濃い回でしたので、早速振り返っていきましょう!



第202話「ガロプラ(14)」


継承したアリステラのマザートリガーを今動かしているのは瑠花ちゃんで、そこから生まれたトリオンでボーダーは活動していると林藤支部長が発言。
支部長とラタのやり取りから察するに、「神」になってマザートリガーと同化すれば近界にある国(星)を回せるようなトリオン出力を得られるようですね。

修達のいる玄界はトリオンが無くても星を維持できるから、今のところは誰かを神にするつもりはないようですが。

そしてここでラタから「冠(クラウン)トリガー」というトリガーの存在が明かされます。
迅が言うにはクラウントリガーはマザートリガー直属の、その星で一番強力なトリガーだそうで。
クラウントリガーの役割は星によって違い、それによって星の特徴が左右されたりもするとのこと。
(遊真が以前滞在していた国ではクラウントリガーのことを「ツチガミ」という名前で呼んでいたそうです)

そしてラタはアリステラのクラウントリガーがどうなっているのか、支部長に尋ねます。
読者にとってはいきなり出てきたクラウントリガーという重要そうな設定。
クラウントリガーってどんなものだろうと考える間もなく…↓



雷神丸がクラウントリガーだったー!

あっさり明かされたー!

お前カピバラじゃなかったのかよ!(ガビーン)




アリステラのクラウントリガーである雷神丸の役目は「陽太郎を守る」こと。
先日のガロプラ侵攻の際、展開次第では雷神丸が大暴れして辺りが火の海になっていたらしい。

レギーからしたら人質としてヒュースに拐わせようとした子供がアリステラの王子で、クラウントリガー発動の危機にあったと知ったらそりゃ「マジか……」って感じになるよなぁw
怪獣映画のポスターみたいなレギーのイメージが面白い。



ラタ達ガロプラは王族がアフトクラトルに殺されて、マザートリガーも人質に取られているという情報をエネドラッドから引き出していたボーダー側。
アフトのガロプラ侵攻については以前、レギーの回想でチラッとありましたね。

アフト統制下で玄界と表立って友好関係を築くわけにはいかないガロプラですが、それでも手を組むべきだと迅のサイドエフェクトである未来視のことを明かしながら交渉する林藤支部長。

ほー、ここで未来視のことをバラしちゃうんですね。
ガロプラにならバラしても問題ないと思ってのことなのかもですけど、今後アフトなど敵国に迅のことが伝わって狙われたりしないかが心配になったり。



遠征艇に戻ったラタとレギーは隊に報告し、玉狛支部と手を組むか話し合うガロプラ陣。
そして場面は迅・修・遊真と、ラタ・レギーが顔を合わせるところに進みます。

未来視のサイドエフェクトについて半信半疑だったガロプラですが、ラタが懐に忍ばせていたものを迅がピタリと当てたことにより確信に変わったようで。

ラタが取り出したのは、どこにいてもお互いの場所が分かる通信機兼発信機のトリガー。
ボーダー玉狛支部とガロプラ遠征部隊は同盟を締結し、お互い困ったことがあったら連絡をして力を貸すということに。

ガロプラからアフト属国の情報を貰ったことで、迅は遠征には行かずに三門市に残ることになりそうとのこと。
迅には遠征中にアフト属国を含めた何者かが攻めてくる未来でも見えてるんですかね?



まだボーダー本体とガロプラ本国で同盟となったわけではないですが、この繋がりが今後どういう形で活きてくるのか楽しみですねー。
「ラタと呼んでください」って本人に言われているのに「ラタリコフさん」と真面目に呼ぶ修と、「レギーもよろしく」と一声かける遊真がなんかほのぼのするw

ところで、わざわざ修をトリオン体に換装させて会わせた理由が今のとこ分かってないけど、次号以降で明かされるのかな?

そして迅が持って来てラタ達に渡した手土産ってなんだろ…ぼんち揚げ…?w
玄界飯を食べるガロプラ勢も見たかったところですが…。

そして今号、雷神丸=クラウントリガーという新事実に並んで衝撃的だったのが…↓



実はラタリコフはガロプラの第4王子だったー!

本名「オルカーン・マーダック」だったー!(ガビーン)




「逃亡中」ってあるから身分を隠しているんだろうな。アフトにバレるわけにはいかなそう。

単行本のカバー裏で重要そうな人物ということは示唆されていましたが、ガロプラ王族の生き残りだったんですねー。

そうなると先月号でアリステラのことを聞いたレギーが「ってことは…」とラタに視線を向けていたのは、ラタが陽太郎と同じような境遇ということを知ったからだったんだろうな。
そしてラタが玉狛支部と同盟を結ぶことに決めたのも、陽太郎と自分を重ねたからかもしれないですね。

さて、次回からは遠征選抜試験という流れになったし、ガロプラとの絡みはいったんここで終了かな?
サクサク進んでありがたい!
ここ数話は物凄い新事実・新情報ラッシュだったからキャラのセリフだけでも充分に楽しめましたが、やっぱりバトルも見たいので次号で描写あったらいいなー。