人生の半分の時間を1人暮らししているので、閉鎖環境試験に参加するとしたらツインの部屋で誰かと一緒に寝泊まりするのが一番しんどいかもしれないシルクです。
ジャンプSQ.2021年7月号に掲載の「ワールドトリガー」最新回の感想更新をしていきます!

前回:第207話「遠征選抜試験(5)」感想更新はコチラ。

前回、遠征選抜の第1試験となる閉鎖環境試験がスタート。
満遍なく各部隊が描かれた前回とは違って、今回は完全に修のいる諏訪7番隊だけの描写となりました。



第208話「遠征選抜試験(6)」


208話は前半で閉鎖環境施設内の間取りや設備の紹介、後半で試験規定や与えられた課題の紹介となっています。

寝床の1つでもある狭いカプセルベッド。
試験中に全員必ず1泊は使用しないといけないという規定になっています。

規定を読んでいるコマのノートPC画面には、カプセルベッドを使用しない場合は隊全体が大きな減点を受けると書かれてますね。
試験期間と人数的に、少なくとも1人は複数回カプセルベッド行きになるわけだけど、これってそんなにしんどいのかなぁ?

俺は帰省やヲタク活動の際に、フェリーの狭い寝台席を利用したことが何度もあるけど、むしろ他人に干渉されない自分の空間って感じがして快適でしたけどねw



食糧庫をチェックしたところ、備蓄されている食料は4日分未満という少なさ。

「じゃあメガネは断食でいいわね」と修イジりをするカトリーヌで吹いたw
そこで先輩の圧に臆せず「話し合いましょう」と言える修も修らしくて好きだわ。

「トリオン体は死ぬほど消化吸収効率いいから1日2食で充分」という諏訪さんの説明があり、食糧問題は解決か。
そしてトリオン体で太ることに覚えがあるという宇井ちゃんマジ癒し…♡

ゾエさんとか食いしん坊キャラが必要以上に食べちゃって食糧が足りなくなるって展開もあったりする…?w



調味料として塩・砂糖・小麦粉もある模様。
怪しいからってここでも修にダイヤルを回させるカトリーヌ。
前回の照明パネルもそうだったけど、とりあえず分からんものは下っ端の修に触らせとけと思ってるんだろうかw

ただ、いきなり目いっぱいまでダイヤルを回したのは、やや不吉なフラグな気がする…。
それで修のトリオンががっつり消費されてるとか、気が付いたら容器パンパンまで溜まって床に零れてるとか。

出る量がチョロチョロなのは、トリオン貧者の修が回したからでは?と予想。



設備チェックの後は、みんな揃って試験の規定の確認。

第1試験の基本ルールは↓

  • 与えられた課題をこなすこと
  • 遠征艇の中にいるつもりで7日間過ごすこと
  • 朝9時から夜9時まではトリオン体で過ごすこと


  • そして、与えられた課題の中には全員共通設問の「共通課題」(1人400問)と、1,000問を手分けして解答する「分担課題」があり、どちらも課題を閲覧・解答できるのは朝9時から夜7時までの10時間のみというルールが。

    「共通課題」で個人の性格と得意・不得意を見て、「分担課題」で部隊の処理能力を見る感じだろうと諏訪さんは推測。

    試験終了までに全問解答必須の「共通課題」優先で、「分担課題」は手が空いた隊員がやるという進め方を諏訪7番隊はするようです。


    単純計算で7日間で1人につき600問解答と思うと、結構な量な気がしますね。
    解答に使える時間も1日の中で限られているので、部隊全員で効率的に課題に取り組めるかも評価の対象になりそう。



    圧倒的な課題の量を見て、「7日間ずっと夏休みの最後1日みたいなもんじゃん」という、誰しもがイメージできるような分かりやすい例えをするカトリーヌ。
    彼女は多分、夏休み最終日に宿題を追い込んでやるみたいなパターンなんだろうなw



    「香取先輩は遠征希望じゃないんですね」と話しかける修に、「香取隊でなら行くわよ」と睨むカトリーヌ。
    一緒に行きたくない隊員にカトリーヌを選んでた割には普通にこうやって笑顔で話しかけるんだな、修w

    それよりもカトリーヌが部隊でなら遠征に行く意志があったのがちょっと意外。
    自分も近界民の被害を受けて家が壊れてるし、香取隊の結成には近界民侵攻で家族を亡くした華さんが深く関わっているので、香取隊は香取隊で遠征に行く目的があるのかなー。


    その後、カトリーヌは諏訪さんに「おめーは選ばれねーよ」と言われて怒ってたけど、それは実力的にという意味ではなくて、性格的にということなんだろうかw



    そして、規定に書かれた課題は「共通課題」と「分担課題」以外にも2つ。

  • 特別課題:運営から予告なく出題される課題で、数や内容は不明
  • 戦闘シミュレーション演習:試験2日目から行われる、ノートPCを使った部隊対抗の競技課題


  • カトリーヌは「勝てば得点、負ければ0点」というルールから、「勝った分だけ相手に差をつけられる」と考え、他の部隊を妨害できない賢さ勝負の他の課題よりも戦闘シミュレーション演習に全力を注ぐべきと主張。なるほどねー。

    実際の戦闘ではなく、ノートPC上でやる演習にがっつり尺を割いたりするんですかね?
    それによって第1試験の長さがだいぶ変わりそう…。


    そしてオペレーターだけは施設内の専用部屋で寝泊まりするという規定が判明し、宇井ちゃんに「ズルい!」ともぎゃりつつも男女比的に個室に割り当てられることが決まって治まるカトリーヌ。
    気分屋な彼女に既に呆れ気味の諏訪さんがお兄さんっぽくていいw



    そしてカプセルベッドを使用する順番の話になった時の諏訪さんとカトリーヌのやり取りが今月号で一番面白かったです。


    香取「諏訪さんのあとに入るのとかヤダ……」

    諏訪「んじゃおめーが最初に使えばいいだろが」

    香取「アタシのあとに諏訪さんが入るのもヤダ……」

    諏訪「シバくぞ」



    思春期の娘ムーブでよくある「私の洗濯物、お父さんのと一緒に洗わないでよ!」的な汚い親父扱いされてもキレない諏訪さん、懐広すぎん?w

    なんだかんだで思ったよりも全然雰囲気いいっすね、諏訪7番隊。
    日数が進むと余裕がなくなってギスギスしてくるのかもしれないけど…。



    そして一通り試験規定の確認を終えた諏訪7番隊は「共通課題」からスタート。
    世界地図の国名埋めの問題もあるようだけど、この辺の一般常識的な問題は近界民の遊真とヒュースは全然ダメだろうな…(てか、ヒュースは問題文自体読めないと思うんだがどうするんだろう)


    そして特別課題その1が来たところで今回は終了。
    問題の詳しい内容は次回に持ち越しですね。

    このままある程度、修を始めとした玉狛メンバーがいる隊を中心に描かれていく感じでしょうか。
    他の部隊の部屋割りとか、隊員同士で何を喋ってるのかじっくり見たい気もするけど、流石にそこまでやったら何年もかかりそうw


    以上、今月号のワートリ更新でしたー。