ワールドトリガー 第212話「遠征選抜試験(10)」・第213話「遠征選抜試験(11)」感想 隊員へのフォローが完璧な諏訪さんの株が上がりっぱなしな件

212話で度々挟まったイコさんが料理したりシャワー浴びたりしている謎カット、どれも好きすぎる。
どうもシルクです、こんばんわ。


さて、発売から2ヶ月経ってしまいましたが(ぉぃ)、ジャンプSQ.2021年10月号に掲載の「ワールドトリガー」最新回の感想更新をしていきます!

前回:第211話「遠征選抜試験(9)」感想更新はコチラ。

前回は試験初日の暫定順位を受けての各隊の反応や、2日目以降の対策をどうするか話し合う描写がされていましたね。
今回は1日目の個人スコア表を見てなにやら気になった様子の古寺が、諏訪さんに電話をかけたところから始まりました。



第212話「遠征選抜試験(10)」


通信デバイスについては元の部隊のチームメイト以外となら自由に連絡を取ることができる規定になっているとのこと。
古寺は諏訪7番隊のA級評価が何点くらいかということを知りたかったようです。

「それ教えてうちに何の得があんだよ」と言う諏訪さんに、「こっちの点数も教えますよ」という古寺。
でも「それ聞いてうちに何の得があんだよ。別にそっちの点なんざ知りたかねーよ」とにべもない諏訪さんw



「取引してーならもっと相手が食いつくネタ用意しとけ」と厳しくも愛のあるアドバイスをされたけど、諏訪さんが+22点、他の面子が大体+15点前後(カトリーヌ除く)という情報をゲットできた古寺。

古寺はその後、来馬5番隊・柿崎3番隊・若村11番隊・村上10番隊にも確認をしたようで、そこで得たA級評価点のメモが写っていました。



メモによると鋼だけは「部隊平均で何点」ではなく隊員1人ずつの得点を答えたようで、キャラによっての違いを出してくるとこが細かいなと思いました。

そしてやはり、自分の部隊のA級評価が平均で一桁という低さが気になる様子の古寺。
特別課題の時間を制限したことで意見を言い合う時間が短くなり、A級が評価を付ける箇所が減ったのでは?という推測をしているようです。



得点全体から見たA級評価の割合が小さいことと、個人スコア表でのA級評価部分が色付きなのを見て、A級評価の得点は別計算になっているのでは?と睨む古寺。

ミューラーや木虎は「初日2位は古寺の効率重視の方針のおかげ」とフォローしてくれたものの、「もしA級評価のスコアの計算が自分の思っている通りだったとしたら、後になるほど取り返しがつかなくなる」と思っているよう。



そんな悩んでいる様子の古寺を見て、「リーダーが不安がってるとみんなが不安になる」という理由でマイナス1点をつける加古さん。
しかしすぐに「章平くんはみんなのことをかんがえてる」と、プラス2点に評価を書き換える喜多川ちゃん。

喜多川ちゃんって見た目や口調の割に、しっかりした文章や評価を書くんだなw
感覚派の加古さんとの違いが面白い。

そして自分の意見を書き換えられても「あら、そう?」でさらっと済ませちゃう加古さんも良い人だなw



そして王子2番隊の夕食シーン。
料理が趣味のイコさんが作ったイコメシは隊員に大好評。

イコさんの回想によると、料理はモテるために迅のアドバイスで始めた趣味のようですw
18巻のカバー下でもモテるためにギターを始めたとの情報がありましたけど、彼はモテたいというのが原動力になってるんですね…。

迅にアドバイスされた時は「どこで披露すんねん」と否定的だったようですが、実際にこうしてヒカリちゃんや帯島ちゃんの女性陣に好評となり、涙を流すイコさんホント面白いwww
迅はこの未来が見えててアドバイスしたのか気になるところ。



夕食の様子を見て「料理できる生駒さんかっけぇ!」「今先輩のメシ超うまそう!料理人みたいでかっけぇ!」と語彙があまり無さそうな佐伯w
王子も遠征に一緒に行きたい人に佐伯の名前を挙げてたし、ノリが良くて面白いキャラなんでしょうねー。



夕食の後は入浴タイム。

脱衣所にある機械に脱いだ衣類を入れてパネルを押すと、服がトリオンに分解されて新品の服に再構築されて出てくると。
試験前にトリオン製の服に着替えたのは、分解・再構築できるからなんですね。

我々の現実世界でも未来はこういう仕組みができたりしないかと、読んでてワクワクするものでした。



そして若村11番隊でもシャワータイムが終わり(ヒュースは朝風呂)、就寝の部屋割を決めることに。
生身で休息しないとトリオンが回復しないが、生身になるとツノが隠せなくなるという問題を「カナダ人は個室じゃないと寝られないんだ」というめちゃくちゃな理由で乗り越えようとするヒュースw

隊長のジャクソンが「生身だと言葉が通じねーし…」と納得してくれ、ヒュースは個室かカプセルベッドで寝ることで落ち着いたようです。

メタ的に考えると、どこかでアフトクラトルの近界民だとバレるタイミングが来るはずだけど、この試験中にそういう事態になるのかな…。



そして諏訪7番隊は全員就寝へ。
修と同室の諏訪さんが「おめーにちょっと言っとくことがある」と、修に意味深に語りかけたところで第212話は終了。

やだ…髪を下ろした諏訪さんセクシー…///

第213話「遠征選抜試験(11)」


諏訪さんが修に話しておきたかったのは、2日目から行われる予定の戦闘シミュ演習のことだったようで。

演習で使う「駒」の性能は、各隊の隊員の戦力評価に概ね準ずるというのを諏訪さんから聞いた修は、戦力的に自分が部隊の負担になるのではと危惧しています。



「お前が弱いとは思っていない」とフォローしてくれつつ、ランク戦なら活きたアイデアがコンピュータ上では再現できないこともあるだろうと諏訪さん。PC上でやる戦闘演習がどのようなものになるかは次回以降に明かされるようですが、知恵や工夫で勝ってきた修には確かに逆風かもですね。

「初日はけっこう厳しいと思っているので、もしおめーが足引っ張っても計算の内だからへこむなよ」と気遣ってくれる諏訪さんマジで最高の上司かよ…w



修が顔色を気にしているカトリーヌに対しても、諏訪さんは今日の課題が諏訪7番隊内でトップだったことを明かし、部隊のエースなのは間違いないと評価。

部隊の成績はある程度カトリーヌの機嫌にかかってるから、彼女が荒れたらA級の評価点を稼ぐチャンスだと思えとアドバイスもしてくれてます。

玉狛が遠征目指しているということを知ってて、修にポイントを稼がせてあげようとしてくれてるんですかね。

そして最後は「手に負えねーと思ったときは早めに俺に振れ」と言って就寝する諏訪さん。
こんなしっかり色々と考えられている大学生いねーよw



そして翌朝。
若村11番隊では、前日にヒュースが出した共通課題を分担して答えを教え合うという案に対して、隊長のジャクソンが課題は普通にやろうという決断を出していました。

無難な選択をした感じですが、アイデアを却下されたヒュースはすんなり受け入れた模様。
ジャクソンの判断も理解できると思っているのか、内心思うところはあるものの隊長の決断だから従っているのか…ヒュースの表情からはちょっと判断できないですね。
(まぁ、ここで隊長に異を唱えた場合、審査しているA級からマイナスつけられる可能性もあるからな…)



2日目の課題を始める前に、朝イチで届いた戦闘シミュ演習のデータをチェックする諏訪7番隊。
ここで毎試合1体ずつ使用できるヘルプユニットの存在も明らかになりましたねー。

各隊共通なのかは不明ですが、諏訪7番隊には太刀川・出水・当真・風間の4体が与えられているようです(下の方の見えない部分にまだいるのかも)。
ここで次回に続く…となりました。

演習は15時からとはいえ、共通課題の描写はもういちいちしないと思うので、次回は戦闘シミュ演習か、特別課題その2が来る感じでしょうか。

以上、今月号のワートリ更新でしたー。